KBサックス　テナーサックス用ネック　【レッドウッド】　【ハンドハンマードコパー】

プレイヤーでもあり技術者でもあるKim Bock氏がニューヨークの工房で製造から完成まで1本1本一貫生産で作り上げる高級ハンドメイドサックスネック「KB Sax（ケービーサックス）」。
プロプレイヤーとして活動し、伝説的なトランペット奏者メイナード・ファーガソン氏のバンドでも活躍していたKim Bock氏は、サックスに対する情熱と卓越した技術を持ち、プレイヤーとしてのノウハウも活かして製作されたサックスネックは上質な音色と優れたプレイアビリティを実現しています。SELMERのS.B.A.やMk6などにインスパイアを受けて作られたKBネックは、ニューヨークで活躍する多くのトッププレイヤーから様々なフィードバックを得て開発されました。クオリティコントロールのため製造から完成まですべてNew Yorkの工房で行い、1本1本チェックされたうえで品質の基準を満たしたものがプレイヤーに提供されています。サウンドカラー、イントネーション、吹奏感や柔軟性など、ネックがサックスへ与える影響が最も大きいものと考え、単なる交換用のネックとしてではなくメインのネックとなりうるもの、そしてより良い選択肢となるものとしてこだわりを持って製作しています。

ハンマード処理をされたレッドウッド・ハンドハンマード・コパー。コパー製ネックにハンドハンマード仕上げを施すのには2つの目的があります。まず、ハンドハンマード処理によってコパー(銅)の強度を上げることにより通常のコパー製ネックに比べてプルダウン(ネック折れ)などによるダメージを抑える傾向を持たせています。その結果、ハンドハンマード・コパーはブラス(真鍮)同様の強度を持っています。次に、ネックにユニークなサウンド・キャラクターを持たせています。音色は通常のコパー製ネックよりも、よりフォーカスされた芯のある重厚なサウンドを実現しています。レッドウッドシリーズ特有の密度のある芯を維持しつつ、柔らかく暖かみのある重厚感のあるサウンドとなっています。


＜Endorsers＞　
Ravi Coltrane氏、Bob Sheppard氏、Jerry Bergonzi氏、Joe Lovano氏、John Ellis氏、Craig Handy氏、他


【確認済み対応可能機種】
SELMER　S.B.A、SELMER　MkVI、SELMER Reference、SELMER Serie III、LUPIFARO Platinum Series VINTAGE、YAMAHA YTS-82Z、YAMAHA YTS-875/875EX、Yanagisawa WOシリーズ
※対応可能機種のサックスに合ったジョイント径のネックをご注文ください。ご希望のサイズが在庫に無い場合は受注発注も可能ですのでお気軽にご相談ください。


■材質：コパー製
■仕上げ：ノーラッカー仕上げ＆ハンドハンマード
■付属品：ネックポーチ
※ハンドメイド製品のため工業製品のような均一な見た目ではなく手作り感のある仕上げですので予めご了承下さい。
※ノーラッカー仕上げのため時間の経過とともに変色が進行します。そのため１本１本風合いが異なり商品写真と同じ見た目ではございませんので予めご了承くださいませ。
※サックス（対応可能機種を含む）によっては個体差などによりネックのジョイント径やオクターブキーなどの調整が必要になる場合がございます。



【スタッフのコメント】
サックスネックとしては珍しいハンドハンマード処理がされたネックです。ドラムのシンバルなどではハンマード処理を見かけますがサックスネックではなかなか見かけない仕様だと思います。音色についてはコパー製ということもありコパー独特の暖かく包み込むような柔らかさのある音色に思います。音に広がりもあり、どの音域にもシャーというブレスノイズが乗りやすいです。音のキメが細かく耳当りの良い音色です。ブラス製と比較するとより音の芯が太く密度があり重厚感のあるサウンドが得られます。音の芯と周りに含まれる音のバランスは7：3程度の印象でしょうか。非常に骨太さのあるサウンドです。ヴィンテージネックなどと比べるとやや抵抗感はありますがその分、音にタメを作ることもできます。音程も安定しておりブラス同様にサックス本体が持つサウンドキャラクターを大きく変えないのも魅力です。SBAネックと比べると少し明るめで元気のあるサウンドですが、喉を広げてアンブシュアもそれに合わせてコントロールするとSBAのような太く柔らかなサウンドにより近づくことができます。適度な音の輪郭と独特の暖かみのある音色、そして音の芯の太さと重厚感を持ったサウンドを求める方にはこちらのモデルをお薦めします。



在庫切れの場合は納期にお時間をいただく場合がございます。
お急ぎの方は誠にお手数ですがお問い合わせフォーム又はお電話にてお問い合わせ下さい。