KB Sax テナーサックス用ネック 【VANGUARD】 【M-61 Brass】

商品詳細

KBサックス テナーサックス用ネック 【ヴァンガード】 【M-61ブラス】



プレイヤーでもあり技術者でもあるKim Bock氏がニューヨークの工房で製造から完成まで1本1本一貫生産で作り上げる高級ハンドメイドサックスネック「KB Sax(ケービーサックス)」。
プロプレイヤーとして活動し、伝説的なトランペット奏者メイナード・ファーガソン氏のバンドでも活躍していたKim Bock氏は、サックスに対する情熱と卓越した技術を持ち、プレイヤーとしてのノウハウも活かして製作されたサックスネックは上質な音色と優れたプレイアビリティを実現しています。SELMERのS.B.A.やMk6などにインスパイアを受けて作られたKBネックは、ニューヨークで活躍する多くのトッププレイヤーから様々なフィードバックを得て開発されました。クオリティコントロールのため製造から完成まですべてNew Yorkの工房で行い、1本1本チェックされたうえで品質の基準を満たしたものがプレイヤーに提供されています。サウンドカラー、イントネーション、吹奏感や柔軟性など、ネックがサックスへ与える影響が最も大きいものと考え、単なる交換用のネックとしてではなくメインのネックとなりうるもの、そしてより良い選択肢となるものとしてこだわりを持って製作しています。

ヴァンガード・ブラスは、中核となる音を中高音域に焦点を当て開発されたモデルで、優れた響きと力強くフォーカスした中高音域を持った音色が魅力です。ダイナミックレンジが広く、抜群のレスポンスと正確なイントネーションを持ち、サックスの持ちサウンドキャラクターを損なうことなく上質な音色を生み出してくれます。低音域から高音域まで音ムラなく安定した音色を保持し、非常にスムーズな吹き心地を持って鳴らすことが出来ます。
ネックのチューブを硬くし金属の持つ正確な音色を引き出すために熱処理方法を開発した結果、非常になめらかな周波数カーブと中高音域にフォーカスした音色を獲得。表現の幅も広く、ファットさのある低音域と中高音域ではパンチの効いたストレートなサウンドが出せます。同じブラス製のRedWoodをS.B.A.初期に例えるならば、VANGUARDモデルはS.B.A.後期のような印象です。


<Endorsers> 
Ravi Coltrane氏、Bob Sheppard氏、Jerry Bergonzi氏、Joe Lovano氏、John Ellis氏、Craig Handy氏、他


【確認済み対応可能機種】
SELMER S.B.A、SELMER MkVI、SELMER Reference、SELMER Serie III、LUPIFARO Platinum Series VINTAGE、YAMAHA YTS-82Z、YAMAHA YTS-875/875EX、Yanagisawa WOシリーズ
※対応可能機種のサックスに合ったジョイント径のネックをご注文ください。ご希望のサイズが在庫に無い場合は受注発注も可能ですのでお気軽にご相談ください。


■材質:ブラス製
■仕上げ:ノーラッカー仕上げ
■付属品:ネックポーチ
※ハンドメイド製品のため工業製品のような均一な見た目ではなく手作り感のある仕上げですので予めご了承下さい。
※ノーラッカー仕上げのため時間の経過とともに変色が進行します。そのため1本1本風合いが異なり商品写真と同じ見た目ではございませんので予めご了承くださいませ。
※サックス(対応可能機種を含む)によっては個体差などによりネックのジョイント径やオクターブキーなどの調整が必要になる場合がございます。



【スタッフのコメント】
レッドウッドモデル同様に、吹けばその素晴らしさが実感できる非常に優れたネックだと思います。ネックカーブはS.B.A.寄りの緩やかなカーブでネック先端が若干上向きにデザインされています。KB Saxのネックは2枚の金属を銀ロウで接合して製作されていますが、レッドウッドモデルがその接合部分に金属プレートを取り付けているのに対して、ヴァンガードモデルは金属プレートを取り付けていない仕様となっています。その分、ヴァンガードモデルの方がほんの数グラム軽量です。中核となる部分を中高音域に持ってくるように開発されたモデルということもあり、確かに中高音域が密度を持ってストレートに伸びていきます。音の重心はレッドウッドモデルよりも若干高くなり、少し明るめに聴こえますが比べればという程度でブライトというほどではないように感じます。音の初速も早く音の輪郭も少しはっきりし、よりパワー感のあるタイトなサウンドをつくることができます。低音域は非常にファットさがあり、柔らかく力強さのあるジャズサウンドが楽しめます。レッドブラスがまとまりのある密度の濃い重厚な低音に対してヴァンガードはファットさのある柔らかく図太い低音のように感じます。また、サックス本体が持つサウンドキャラクターを大きく変えないところも魅力でS.B.A.やMk6などのヴィンテージサックスとの相性も抜群です。テナーに欲しい低音の図太さと高音まで音の伸びもあり、中高音域に旨みを持った素晴らしいネックだと思います。スペアネックというよりかはメインネックとして使用できるクオリティを持ち、中・上級者の方にも十分に違いを感じていただけるポテンシャルを持ったネックだと思います。ネックがプルダウンして代わりのネックをお探しの方や今お使いのネックが音抜けや鳴りが今一つで良いネックをお探しの方などにも是非お試しいただきたいです。レッドブラスと甲乙つけがたいところですのでお好みによってお選びいただければと思います。弊社会長もお薦めのネックです。



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